元気になぁれ!

父が病気になりました。記録を残します。

1D・処置室

次の仕事開始の16時まで時間があったので

職場の許可をもらい、大学病院へ向かう

 

白血病…だから風邪が治らなかったのか

でも朝は元気だったし早期発見だよね

抗癌剤とかやるのかな、骨髄移植とか

やるのかな、娘の適合率とかどれ位かな

…色んなことを考えながら

 

 母が待合室まででてきてたので

「どういうこと?」と聞くと

「よくわかんない。感染しやすいから

クリーンルームにはいるんだって」と言う。

 

さらに「お医者さんが、もしかしたら

今日明日に亡くなることもあるって…」と。

 

まさかまさか、朝普通に喋ってたし。

この病院にだって自分の足できたんでしょ?

そんな人が死ぬわけないし。

 

処置室に行くと父は酸素マスクをつけて

ベッドで横になっていた。

 

「大丈夫?」と聞くと「少し苦しい」と言う。

たしかに朝よりは呼吸がしんどそう。

 

白血病疑いなんだって?」と聞くと

「正常な白血球が三割位しかないんだって」

と母よりは正確な答え?が返ってくる。

 

まだ大丈夫そう。死ぬとか大袈裟な!

だいたい最悪パターンを言うんだよね

…なんて思った

 

何かできることはあるかと聞いたら

父からは仕事先への連絡をしたいからと

アドレス帳などを持ってくるように頼まれた

 

これから入院が長くなるんだろうな…

会社員としては引退したけれど

色々と小さい仕事を引き受けてる父だから

そのへんも調整しないと大変になりそう

 

早くまた仕事ができるように、元気に

なってくれたらいいけど…とまだまだ

元気な父をみて楽観的にとらえていた